栄養課
適切な栄養管理と在宅復帰に向けた栄養指導
食事は治療の一環であるとともに、入院生活における楽しみでもあります。栄養課は、安心・安全な食事を提供し、患者様の栄養をサポートすることを理念として、4名の管理栄養士と日清医療食品(管理栄養士2名、栄養士2名、調理師8名、調理補助9名)が協力して、ひとりひとりの患者様に適した栄養管理を行っております。
チーム医療による栄養管理
今日の栄養管理は、多職種によるチーム医療に基づいて行われることが有用とされています。そこで当院では、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、リハビリテーションスタッフ、介護スタッフから成る栄養管理チームを組織し、各スタッフがそれぞれの専門分野の立場から意見を出し合うことによって、患者様にとって最良の栄養管理を提案し、実施しております。
摂食・嚥下リハビリテーションのための食品提供
脳卒中による後遺症の一つに嚥下障害があり、誤嚥(気管への流入)による肺炎を予防しながら摂食・嚥下リハビリテーションを行う必要があります。栄養課は5段階(ゼリー・ヨーグルト、ペースト食、ムース食、やわらか食、普通食)から成る訓練食を設けて、リハビリテーションセンターと協力して、患者様の障害度に応じた食品の提供に努めております。
回復期リハビリテーション病棟における栄養指導
回復期リハビリテーション病棟において摂食・嚥下リハビリテーションを行った患者様が、在宅復帰後も誤嚥することなく、安心して食事を続けることができるために、患者様とご家族の皆様に対して、適切な食品の調理方法について指導を行っております。また、糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかられている患者様とご家族の皆様に対して、バランスのとれた食習慣について指導を行います。